2025年夏の全国高校野球選手権岩手大会の抽選会が26日に行われる。今年は開幕が7月9日。決勝は24日に予定されている。

 この夏はなんといって、ノーシード花巻東の組み合わせに注目が集まる。大会3連覇を狙う実力校ながら、この春は岩手県大会初戦で盛岡一に6対7と僅差で敗退。夏シードを逃した。秋は準優勝ながら東北大会で4強まで進み、センバツ出場を果たすなど、岩手を制する力は十分にある。元プロ選手の血を引くスラッガー・古城 大翔内野手(2年)に、センバツでブレークした赤間 史弥外野手(2年)を軸とした強力打線を武器に、夏の巻き返しに挑む。

 秋優勝の一関学院、春優勝の盛岡大付、秋春ともに4強以上の成績を残した久慈専大北上をはじめとしたシード勢が中心となって大会は進むだろうが、花巻東がどのシードのブロックに入るのか。大会を占う意味でも抽選会が注目される。

 また2008年の統合後初の8強入りで夏のシードを獲得した釜石の対戦相手にも注目だ。

【一覧】夏の岩手大会過去10年の代表校

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